ウクライナ情勢とパレスチナ問題で金価格が一時的に上昇

ウクライナ情勢とパレスチナ問題で金価格が一時的に上昇

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ウクライナとパレスチナの有事で金価格が上昇傾向

金価格は2~3年間下落トレンドでしたが、ロシアとウクライナの軍事衝突、イスラエルとパレスチナの戦争の2つで、上向きになりました。

これはいわゆる「地政学的リスク」です。地政学的リスクでは戦争やテロが起きることで、正常な価格帯による売買ができなくなります。例えば「石油が足りなくなり原油価格が高騰、物流が滞って製造ラインに悪影響、心理的不安のために物が売れない」といった現象です。

その結果、株価や為替レートは乱高下するため、投資家たちはリスクを避けて、その価値が補償されている純金に資金を流して、金価格が上昇します。

しかしながら、有事になると「支払いは米ドルのみ、先払いは基本的に認めない、借入金を前倒しで返してほしい」といった即金が必要になることから、手持ちの純金を売り払う機会も増えて、一概に「地政学的リスクのために金価格が上がる」とは言い切れないです。

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円安傾向になると金価格が硬直しているように見える

日本では2011~2014年まで「1g=4,500円」からあまり動いていません。高値で5,000円、安値で4,000円といったところです。

しかしながら、国際的なドル建ての金価格では、2012年10月に「1トロイオンス=1,746ドル」を記録してから下降トレンドを描いており、2014年7月時点では1,311ドルになっています。実に約25%の下落率です。

同時期では「1g=4,464円」が4,332円になっただけですから、円建てでは約3%しか下落していません。

これは円安の影響がかなり強いです。円安になるということは日本円の価値が下がっていることを意味しますので、円安になるほど多くの日本円がないと同じ量の純金は買うことができません。

つまり、円安になるほど日本で売買する金価格は上がるため、今後は世界的に金価格が下がっていても、日本では「円安になる」と予測できるのであれば、純金は今が買い時とも捉えることができます。

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コツコツと分散投資を続けると含み益が出やすい

毎月同じ金額を投資すれば、相場が落ち目のときほど多くの量を購入できます。株や外貨、金投資も同じです。昨年は10万円で1株が買えましたが、今年に入って「1株=5万円」に下がっていたら、10万円で2株も買えます。

下がったときは一時的に損をしますが、それでも購入し続けると平均購入単価が下がり、数年後に例えば「1株=15万円」になっていたとき、1株を5万円のときも売らずに買ったおかげで、トータルでは大きく稼げます。

つまり、はじめから長期で運用すると決めておけば、毎月一定額を購入し続けるドルコスト平均法がベストです。特に長期的に価格が上がるとされている金融商品こそ、ドルコスト平均法のパフォーマンスが上がります。純金積立もこの理論に沿った投資方法です。

2014年8月時点の金価格の推移

貴金属 本日 1カ月前 1年前
金価格 4,681円 4,710円 4,376円
プラチナ価格 5,271円 5,818円 4,811円
銀価格 74.30円 77.97円 69.65円

2014年8月7日時点の1gあたりの税込小売価格です。前月比では純金が-29円、プラチナが+161円、銀が+6.59円となりました。

直近1カ月間における金価格の最高値は2014年7月14日の4,744円、最安値は2014年7月25日の4,611円です。金地金の税込小売価格の平均は7月が4,679円、6月が4,578円、5月が4,604円でした。

また、来月初旬における税込小売価格は純金が4,600~4,900円、プラチナが5,100~5,400円、銀が72.00~75.00円と予想しています。

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公開日公開日 2014.08.07
更新日更新日 2015.04.11

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純金積立コツコツ入門編集部
純金積立コツコツ入門編集部
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