年末年始の金価格!過去10年間の12月末日と1月初日は9勝1敗で上昇

年末年始の金価格!過去10年間の12月末日と1月初日は9勝1敗で上昇

投資全般で年末年始は市場が休場しますが、毎年「年末に価格が下がって、年始に価格が上がる」といった傾向が見られます。例えば、2005~2014年の12月末日と1月初日の株価を比較すると、7勝3敗で上昇しています。

純金も例外ではなく、2005~2014年の12月末日と1月初日の純金1gあたりの国内金価格を比較すると、2011~2012年を除いて10回中9回も上昇してきました。上昇率も平均1.5%と1日の変動幅としてはかなり大きいです。

12月末日 1月初日 前日比
2014~2015年 4,976円 5,003円 +0.54%
2013~2014年 4,330円 4,396円 +1.52%
2012~2013年 4,826円 4,962円 +2.81%
2011~2012年 4,202円 4,179円 -0.54%
2010~2011年 3,901円 3,931円 +0.76%
2009~2010年 3,446円 3,471円 +0.72%
2008~2009年 2,620円 2,728円 +4.12%
2007~2008年 3,198円 3,226円 +0.87%
2006~2007年 2,542円 2,552円 +0.39%
2005~2006年 2,052円 2,131円 +3.84%

これは金価格と相関係数が強い金地金や金ETFといった金融商品を、12月の最終営業日に購入して、1月の営業日初日に売却することで、9勝1敗の割合で利益が出るということです。

このように論理的な説明ができなくても一定の法則がある事象を「アノマリー」と呼びます。アノマリーは「変則、例外、異例」という意味です。

ただし、年末年始における金価格の下降と上昇は、ある程度の理由付けがされています。基本的には年末は含み損をロスカットする処分売りがされやすく、年始はご祝儀相場として買いが集まりやすいためです。

この法則が崩れるリスクとしては、株価の場合は年末年始に戦争やテロなどが発生するなどが考えられますが、金価格は有事のときには投資マネーの逃避先として買いが集まるため、株価よりも利確しやすい金融商品です。

2015年12月時点の金価格の推移

貴金属 本日 1カ月前 1年前
金価格 4,604円 4,815円 4,800円
プラチナ価格 3,686円 4,205円 4,983円
銀価格 63.50円 68.14円 64.04円

2015年12月1日時点の1gあたりの税込小売価格です。前月比では純金が-4.3%、プラチナが-12.3%、銀が-6.8%となりました。金地金の税込小売価格の平均は11月が4,685円、10月が4,874円、9月が4,754円です。

プラチナの需要は「中国経済の減速、VWのディーゼル車不正、米国の利上げ観測」という強力な売り要因が重なり、下落トレンドが続きます。2015年11月も買い要因が見当たらず、下値支持線を突破したことで急落しました。

米国が2015年12月に利上げする確率が80~90%とされており、実際に利上げされると貴金属全般で価格が下がることから、来月初旬における税込小売価格は純金が4,500~4,600円、プラチナが3,700~3,800円、銀が62.00~63.00円と予想します。

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公開日公開日 2015.12.01
更新日更新日 2016.01.06

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