【漫画】プラチナ積立とは?純金よりも価格変動幅が大きい金融商品

「好景気で価格が上昇」

プラチナ投資は金投資と同じ貴金属ですが その特徴はかなり違います 純金は不景気で輝いて プラチナは好景気で輝きます それはプラチナの需要の40%が自動車排ガス触媒で 21%が工業用だからです プラチナ価格は長期的に上がるとされながら 乱高下を繰り返しています

「価格の変動が大きい」

プラチナの埋蔵量は1万~2万トンしかないです 流通量と埋蔵量が少なく 生産国が偏っているため プラチナは純金よりも価格変動が大きくなります プラチナ投資のデメリットは金投資と同様です プラチナに投資するときはネット証券が便利です
  1. 希少性の高さは純金より上
  2. 純金とプラチナの違い
  3. 激しく変動するプラチナ価格
  4. ネット証券でプラチナ積立
  5. プラチナ積立の体験談

希少性の高さは純金より上

希少性の高さは純金より上

プラチナは和名で「白金」とも呼ばれ、白い光沢と銀色が混ざった美しい金属として存在しています。純金と同じく希少な金属であり、宝飾品や工業製品としての需要が高いです。

さらにプラチナは自動車の排ガス浄化触媒として活用されていたり、燃料電池の触媒に利用されています。これらは純金とは異なる分野であり、競合にはなりません。

今後は環境関連の産業が伸びていくことは明確であり、その需要の高まりからプラチナ価格の上昇が期待されてます。商業的にはプラチナの希少性のほうが純金よりも上です。

ただ、プラチナは価格が高騰しやすいことから代替金属を使った技術も確立されており、主にプラチナと似た元素であるパラジウムやロジウムが、工業製品には使われています。

宝飾品も同じく、プラチナの代わりに見た目ではほとんど区別が付かないパラジウムが、指輪やネックレスに含まれています。特にプラチナが好まれる日本や中国ではパラジウムに切り替えた宝飾品が目立ちます。

しかし、プラチナの20~30%の価格でしかなかったパラジウムでしたが、2017年8月時点ではプラチナの80~90%の価格で取引されており、結局は需要と供給の関係や投資家の影響で、価格が均衡するようになりました。

ちなみに白金はプラチナのことですが、白金族はルテニウム、ロジウム、パラジウムなどの総称です。また、ホワイトゴールドとは「純金58.33%+純銀41.67%」を混ぜた金属であり、プラチナとは別物になります。

純金とプラチナの違い

純金とプラチナの違い

1

貨幣の歴史

金貨は紀元前から使われていますが、プラチナ貨は普及していません。その理由は加工する技術が確立せず、1700~1800年になってようやく貴金属として使われるようになったためです。

2

需要と供給

2015年時点では純金の需要は宝飾品、投資、公的部門で91%、工業用が9%でした。その結果、金価格は宝飾品の需要に影響を受けそうですが、実際には短期売買で利益を狙う投機筋の影響がかなり強いです。

投機筋は好景気のときは株などに手を付けるために金価格は下落し、不景気のときは純金に資産を退避するために金価格は上昇します。つまり、純金は無価値にならない実物資産としての信用されているわけです。

一方、プラチナの需要は宝飾品、投資、公的部門で39%、化学・工業用が21%、自動車排ガス触媒が41%になります。プラチナも宝飾品や投機筋の影響を受けますが、景気の動きに敏感です。

好景気のときは自動車の売れ行きが伸びるなど、自動車排ガス触媒や工業用としての需要が大きいためにプラチナ価格が上昇します。不景気のときは商品が売れないためにプラチナ価格も下落するわけです。

3

価格の推移

金価格は2000年に「1g=1,036円」でしたが、2010年には3,471円になり、2012年は4,179円、2014年は4,396円、2016年は4,494円と、順調に上昇しています。

しかし、プラチナ価格は2010年に「1g=4,967円」で、金価格よりも1.43倍も高かったのですが、2012年は3,763円、2014年は5,019円、2016年は3,834円と乱高下を繰り返して、金価格を何度も下回ることもありました。

4

供給国の数

地球上のごく限られたエリアにしかプラチナ鉱床がありません。これはプラチナが重い上に、鉄と結合しやすいため、地中深くに沈んでしまったと考えられています。そのため、プラチナの埋蔵量は純金の1/20しかないです。

しかも、プラチナの生産は70~80%を南アフリカに依存しており、残りもロシアが占めています。結果、南アフリカの政治が混乱したり、鉱山労働者がデモをするたびにプラチナ価格が高騰してしまうことがあります。

激しく変動するプラチナ価格

激しく変動するプラチナ価格

プラチナは生産量が少なく、市場規模は純金の5%未満です。市場規模が小さいと買い手と売り手の数も少ないため、取引では買値と売値に開きが発生しやすく、特に需給構造が変化したときは価格が大きく動きやすいです。

そのため、プラチナは純金と比較すると安定性に欠けています。つまり、ハイリスク・ハイリターンであり、逆にプロの投資家にとってはボラティリティ(価格変動率)の高い魅力的な金融商品です。

需要面では好景気は買い、不景気は売りと判断できますし、供給面では南アフリカとロシアで鉱山生産量の90%以上を占めているため、両国の現状さえチェックしておけば、おおよそのプラチナ価格の値動きが予想できます。

2000年はロシアのプラチナを輸出停止したため、プラチナ価格は一時的に急騰しました。2008年には南アフリカのプラチナ鉱山でストライキや鉱山事故が発生して、プラチナ価格が上昇したこともあります。

純金と同様に各国の経済指標、金利、為替、物価、株、有事に加え、環境問題などの影響も強いですが、主な原因はこのような南アフリカとロシアの情勢によるために「トレンドが読みやすい」とする人もいます。

ネット証券でプラチナ積立

プラチナ価格プラチナ積立を始めるときは、長期トレンドを認識して、現在のプラチナ価格が過去の平均値とどのくらい乖離しているかを確認します。

例えば、2015年は5,113円、2016年は3,834円、2017年は3,895円でした。直近ではこれらが上限と下限であるため、それを目安に現在のプラチナ価格を評価しても構いません。

そのあとに需要を判断するために経済指標をチェックし、供給を判断するために南アフリカの政治をウォッチしたいです。

ただし、プラチナ積立はドルコスト平均法にて毎日定額で購入します。価格が安い日は多く、価格が高い日は少ない量を買い付けるため、長期的に「価格は徐々に上昇する」と判断できるなら、いつ始めてもOKです。

もしくは投機と割り切って、スポット購入での集中購入することもありです。1日で1gあたり100円以上も変動することがあるため、射幸性の高い投資が楽しめます。

また、プラチナ積立もできる純金積立会社はマネックス証券楽天証券SBI証券などに限られます。総合ネット証券はすべてスマホで手続きが完結できて、株やFXなどの金融商品も一括管理できて便利です。

会社名 毎月の購入手数料 年会費 年間総コスト
マネックス証券 購入金額×2.7% 無料 3,240円
楽天証券 購入金額×2.7% 無料 3,240円
SBI証券 購入金額×2.16% 無料 2,592円
田中貴金属工業 1万~3万円未満は2.5% 無料 3,000円
三菱マテリアル 1,000円ごとに25円 864円 3,864円

上記は過去の一定時点における情報を含んでいる場合がございます。最新情報は各社の公式サイトをご確認ください。

プラチナ積立の体験談

南アフリカランドが安くなるとお得
2017.09.12
40代 男性 投資歴4年

2015年10月時点ではプラチナ価格の一段安が続いていました。その原因としては次の2点が指摘できます。1つは米国の経済好調と利上げ観測によって、新興国通貨が安くなっていることです。

プラチナ生産量が第1位であり、世界全体の生産量の70%以上を占める南アフリカ共和国では、新興国通貨に南アフリカランドを使っています。南アフリカランドは2015年1月に「1南アフリカランド=10.306円」でした。

それが2015年10月には8.998円に下落します。原則、輸出国の通貨が安くなると、輸入国は割安に物品を買えるため、輸出量は増えていきます。そのため、南アフリカ共和国のプラチナも割安になり、市場に出回りました。

もう1つの原因は消費国の景気後退です。プラチナは排ガス浄化触媒や燃料電池、宝飾品に使われているため、不況で必要性が薄れると、プラチナの需要が減って、プラチナ価格が下がります。

現在、プラチナの最大消費国である中国は9月のPMI(製造業購買担当者景気指数)速報値が47.0であり、過去5年間で最低水準でした。これは受注、生産、雇用、内需、輸出のすべてが悪化していることを意味します。

つまり、供給が増えて、需要が減ったことで、プラチナ価格は年初来で約20%も下がりました。円建てによる1gあたりの金価格とプラチナ価格を比べてみると、過去7年間でもプラチナ価格が割安であることがわかります。

このように過去の動きとその原因を覚えておくと、今後のプラチナ価格の動向に汎用的に使えます。

金価格がプラチナ価格を上回る
2017.08.05
30代 男性 投資歴11年

毎月一定額を投資すると、安いときに多く買えて、高いときに少なく買えるため、長期的にはリーズナブルな投資できます。特に高値で買ってしまう「高値づかみ」が起きにくいので安心です。

純金積立では「ドルコスト平均法」としても有名ですが、同じ投資スタイルのプラチナ積立に、現在、注目が集まっています。

その理由は基本的にはプラチナのほうが純金よりも価格が高いにも関わらず、2011年9月から純金のほうが価格が高い状況が何度も発生し、2012年4月からは逆転現象が定着したためです。

過去のデータでは1gあたり、2009年1月は純金が2,531円、プラチナが2,863円、2010年1月は純金が3,314円、プラチナが4,693円、2011年1月は純金が3,649円、プラチナが4,845円、2012年1月は純金が4,155円、プラチナが3,861円でした。

このように金価格がプラチナ価格を上回ることが、2012年では常識になりつつまります。しかしながら、プラチナの価値は健在ですので、割安感を醸し出しています。

最近では純金積立と併せて、プラチナ積立をする人も増えてきました。例えば、毎月「純金:プラチナ=1万円:5,000円」の割合で積み立てている人もいます。

ただし、2011年のプラチナの供給量は約248トンで純金の約6%、取引量は純金の約10%と、かなり小規模なために「価格が乱高下しやすい」ことには注意が必要です。

価格が動く理由は主に2点です。まず、プラチナの需要は工業品が約50%、宝飾品が約30%と限定されているため、世界経済の影響をストレートに受けてしまいます。世界経済が低迷すると価格は下がりやすいため、現在は下落トレンドと言えるでしょう。

次に生産国が南アフリカなどの一部の国に偏っているため、2012年も賃上げによるストライキや事故で「生産力が滞る」と予測されて、価格が極端に下がったことがありました。

その反面、長期間下がっているときに上昇トレンドに切り替わると、一気に価格を上げてくる可能性が高いです。過去には2008年3月に7,589円を記録しましたが、最近では4,000~4,300円前後で推移していますので、上昇する余地も大きいです。

初心者も安心できる純金積立会社

マネックス証券
マネックス証券
楽天証券
本サイトでは専門性と倫理観に裏付けられた情報を掲載するように努めておりますが、内容の一部に誤りがあるなどのご指摘はお問い合わせより随時承っております。
公開日公開日 2017.08.03
更新日更新日 2017.09.23
執筆者Kirito Nakano

関連する記事

RELATED ARTICLES
【漫画】純金積立会社を比較!年間コストは972円でOK
【漫画】純金積立会社を比較!年間コストは972円でOK
純金積立は長期でお付き合いすることになるため、なるべく手数料が安い会社を選びたいです。ただ、年間総コストを意味する「毎月の購入手数料+年...
金投資信託 - 毎年1%の手数料でプロが運用してくれる金融商品
金投資信託 - 毎年1%の手数料でプロが運用してくれる金融商品
投資信託とはたくさんの個人から集めた資金をプロが運用代行する金融商品です。投資会社のファンドマネージャーが市場を分析して、銘柄選びや売買...
金鉱株・貴金属関連株 - 金価格と相関している銘柄に投資
金鉱株・貴金属関連株 - 金価格と相関している銘柄に投資
金価格は需要増と供給減が重なって、長期的に上昇しやすい環境が整っています。しかし、世界的な好況が続くと、投資マネーは利息や配当も付かない...

著作・制作など

AUTHOR AND PEOPLE
中野キリト
中野キリト
原作・執筆・編集
写真や図解付きで2,000以上の記事を書いてきました。2016年からは会社員や主婦向けの漫画や原作を描いています。
かすが龍。
かすが龍。
作画
イラストレーター兼漫画家。絵を描ける喜びを噛み締めながら日々生きています。LINEスタンプも製作中です。

おすすめ会社

RECOMMENDED COMPANY

ピックアップ

PICKUP

スポンサードリンク

SPONSURED LINK