純金よりも値が動く銀積立!工業用途の需要が高い金属

シルバーに投資する理由は割安感

シルバーに投資する理由は割安感

金融商品には株やFXが人気ですが、実物資産である純金も分散投資などを目的に始める人が増えています。実物資産は純金以外にも投資できます。特に銀、プラチナ、銅は投資対象の1つです。

銀は純金と同様に銀貨や宝飾品に使われており、通貨と商品の両方の性質を持ちます。世界各国で価値が保証されているため、価格が暴落して紙切れになる心配はありません。

さらに銀は純金のような貴金属として価値と、銅のような工業品としての価値を兼ね備えています。プラチナが排ガス浄化触媒や燃料電池に使われているように、銀も太陽光パネルや電子部品には欠かせません。

そのため、純金よりも工業用途の需要が高く、工業用途が高まると価格が上がる特徴があります。

過去には太陽電池の需要が高まることを受けて、投資マネーが銀価格を「1トロイオンス=約10ドル」から1年間で49.820ドルまで上がりました。

2014年3月時点では銀価格は「1トロイオンス=20ドル前後」を付けているので、長期的な投資水準としては「割安」と判断されています。ポピュラーな純金ではなく、あえて銀に長期投資するメリットは割安感です。

銀投資のメリットとデメリット

金塊ならぬ銀塊は実は流通量が少ないため、物流コストや精錬コストが高いです。純金と違って空気に含まれる硫黄化合物と反応しやすく、変色して黒ずむために保存コストもかかります。

結果、それらは売買手数料に上乗せされてしまい、現物取引をする一般人は少ないです。コストが高い金融商品は避けられます。

銀投資には先物やETFもありますが、銀の市場規模が小さいので値動きが荒く、こちらもリスクを考えて避ける投資家のほうが多いです。純金よりも相場変動が大きいことはプロにはメリットでも、素人にはデメリットと言えるでしょう。

また、長期的には割安感があり、短期的にも「工業用需要が高くなる」とされながら、新興市場が今よりも活性化しない限りは、まだ投資判断は「中立」です。

ただ、短期で相場変動が激しくても、銀は純金と違って、1度使ってしまうと消費されてしまう割合が高く、需要と供給の関係から「長期的には値上がりする」と予測できます。

また、金価格との連動性も高く、長期的に金価格が上がるなら銀価格も上がりやすいため、純金積立をしている人でもより大きなリターンを期待して、銀積立を併用する人もいます。

このような意向もあり、銀に対しては企業が一括管理をして、長期的に銀を積み立てていく「銀積立」が、ネット証券を始め、地金商や総合商社でサービスを開始しました。

開始時期は楽天証券が2012年5月、マネックス証券が2013年5月、三菱マテリアルが2013年7月、田中貴金属工業が2013年7月になります。

ただし、同じ銀積立を扱っていても、純金積立と同様に各社で毎月の購入手数料や年会費などに差がありますので、始める前には確認したいです。

会社名 毎月の購入手数料 年会費 年間総コスト
マネックス証券 購入金額×2.7% 無料 3,240円
楽天証券 購入金額×2.7% 無料 3,240円
三菱マテリアル 1,000円ごとに25円 864円 3,864円
田中貴金属工業 1万~3万円未満は2.5% 無料 3,000円

上記は過去の一定時点における情報を含んでいる場合がございます。最新情報は各社の公式サイトをご確認ください。

初心者も安心できる純金積立会社

マネックス証券
マネックス証券
楽天証券
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公開日公開日 2014.08.18
更新日更新日 2015.08.20

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純金積立コツコツ入門編集部
純金積立コツコツ入門編集部
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純金積立の基礎知識、専門用語、テクニックを徹底解説。純金積立会社の比較や金投資のノウハウも紹介しています。

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