4種類の金投資を比較!コツコツ貯める方法はローリスク

会社員や主婦ができる4種類の金投資

投資用地金である1kgのゴールドバー

ゴールドバー

金投資をする場合、主に「ゴールドバー、投資金貨、金ETF、純金積立」の4つが比較できます。いずれも市場の金相場が購入価格のベースになりますが、手数料や取引コストが違います。

まずゴールドバーはまとまった資金を運用したい人向けの投資です。「純金の延べ棒、金塊、インゴット」とも呼ばれていますが、取引では「地金(じがね)」がゴールドバーの一般名です。

地金は全国の貴金属店、鉱山会社、精錬会社、商社、金融機関で購入することができます。純度や重さが同じでも業者によって売買価格や手数料が異なるので、取引先は慎重に検討しましょう。

日本で流通している地金のサイズは5~50gのコインバー、100~300gのスモールバー、500g、1kg、12.5kgバーの10種類です。

スタンダードは1kgバーであり、特にアジアで売買されています。1kgバーの価格は日々変動しますが、2014年4月時点では430万円以上します。

一方、500g以下の地金は購入しやすいですが、スタンダートではないために売買手数料が高かったり、500g未満の地金には「スモールバーチャージ」という加工費が追加されますので、割高だったりします。売却のことを考えると、1kgの地金がベストです。

少額投資に向いている美しい金貨

金貨

金貨には記念金貨と投資金貨の2種類があります。記念金貨は近年で言えば「東日本大震災復興事業記念貨幣」や「天皇陛下御在位60年記念硬貨」などです。

記念金貨は額面と同価格で使えますが、流通量が少ないコレクションでしかありません。額面はゴールドの原価よりも1.2~1.5倍の価格が設定され、仮にゴールドとして取引すると損をします。

一方、投資金貨は世界各国の造幣局が大量に発行している金貨のことです。投資金貨の価格はゴールドの市場価格と連動していて、金相場が上がれば金貨の価格も上がりますし、金相場が下がれば金貨の価格も上がります。

1枚ずつ売買できるので、純金に少額投資をしたい人、小回りが利く投資をしたい人、家族にプレゼントしたい人におすすめです。

投資金貨は「1トロイオンス=31.1034768g」で取引されていて、ゴールドバーと同じく貴金属店や金融機関に加え、気軽に大手百貨店でも購入できます。

また、投資金貨は24金製と22金製があり、24金製のほうが純金で価値が高いのですが、柔らかく傷つきやすいリスクがあります。そのため、合金である22金製も広く流通しています。

世界で発行されている投資金貨には複数のデザインがあります。世界一の流通量を誇るカナダのメイプルリーフ金貨、毎年デザインが変わるオーストラリアのカンガルー金貨、管弦楽器が魅力的なオーストリアのウィーン金貨が、日本でも人気の3つです。

ただし、投資金貨には売買手数料こそかかりませんが、精巧なデザインが作りこまれているので、「プレミアム」と呼ばれる加工費が追加されます。

プレミアムは1トロイオンスで5%、1/2トロイオンスで7%、1/4トロイオンスで9%と、小さくなるほど増えていきます。

長期運用でコツコツ貯める純金積立

純金積立

純金積立は日本ではテレビCMや雑誌広告で有名になった長期運用の金投資です。貯蓄率の低い欧米では盛んではないですが、中国やアジアでは急拡大していて、投資家の数は日本人よりも多くなりました。

純金積立を取り扱う会社と契約を結び、あらかじめ設定した積立額が、毎月、指定口座から自動的に引き落とされ、ゴールドに継続的に投資していくシンプルな金融商品です。

最低積立額は最低1,000~3,000円単位で増額できます。ゴールドバーは1kgで450万円以上しますが、純金積立は貯蓄感覚で試しに始めることができます。資金に余裕がある人は毎月1~3万円に増やしても構いません。

純金積立は毎月同じ日に1度に購入にするのではなく、ドルコスト平均法で20~23日間に分散しながら一定額を買い付けます。

購入額が一定ですので、市場価格が高いときには買う量が少なく、市場価格が低いときには買う量が多くなります。長期的に価格が上がる金融商品では、仕入れコストを低く抑えることができる仕組みです。

株やFXでも初心者が失敗しやすいパターンは、価格が上がっているときに買って、下がっているときに売ることです。それを価格に関係なく毎日コツコツと積み立てていくことで、価格変動リスクを避けることができます。

純金積立は貴金属店、商社、金融機関などで扱っていますが、業者によって総コストにバラつきがありますので、【漫画】純金積立会社を比較!年間コストは972円でOKで確認してみましょう。例えば、マネックス証券楽天証券は総コストが安く、取引環境も充実しています。

自由に売買できる人気の金ETF

金ETF

投資家の資金を1つにまとめて、専門家が運用する金融商品を「投資信託」と呼びます。その投資信託を株式と同じように、証券取引所で売買できるようにしたのが「ETF」です。

ETFの目的は市場全体に投資できることです。例えば「これから日経平均が上昇する」と予測しても、日経平均全体を買うことは不可能でしたが「日経平均ETF」になら投資できます。

同様にTOPIXや中国株もETF化されていますし、原油ETFを売買することで、原油が個人投資家のアクティブな投資対象になります。このように注目されているETFの中でも、大きな減少もなく資産残高が増え続けているのが「金ETF」です。

金ETFは1万円以下の小口から投資できます。株式と同じ取り扱いですので、証券取引所の取引時間内ならリアルタイムに何度も売り買いできますし、売買手数料も株式と一緒で割安です。

自分でゴールドバーを買い付けるわけではなく、手元に現物を保管する必要もありません。税制面でも株と同じ証券税制が適用されるメリットがあります。

金ETFはゴールドに投資をしているので、投資家から集めた資金で買ったゴールドバーは保管会社の倉庫へと運ばれ、厳重に保管されています。それらの情報は開示されていて、投資家は文書で確認することができます。

ゴールドを株式と同じように自由に売買できる金ETFは、主要5銘柄が東証や大証に上場していますが、この中でゴールドの現物と交換できるのは「金の果実」というブランド名の信託のみです。

三菱商事がゴールドの現物を提供し、三菱UFJ信託銀行が国内で保管をしています。この金の果実は大手のマネックス証券に口座開設することで、簡単に売買できます。

初心者も安心できる純金積立会社

マネックス証券
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楽天証券
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公開日公開日 2012.03.08
更新日更新日 2017.09.23

著作・制作など

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純金積立コツコツ入門編集部
純金積立コツコツ入門編集部
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純金積立の基礎知識、専門用語、テクニックを徹底解説。純金積立会社の比較や金投資のノウハウも紹介しています。

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