私が選んだ純金積立会社!年間手数料と信用力で比較

長期的に金価格が上がることが前提

長期的に金価格が上がることが前提

私が純金積立の目的は銀行に眠らせている貯金を金投資に回して、購入時より金銭的な価値を増やすことです。

純金は今では宝飾品や工業用に欠かせない材料になっていて、その量には限りがあります。そのため、商品としての需要と供給のバランスから、価格が年々高まっていることにも着目できます。特に工業用の基盤は純金がないと成り立ちません。

さらに先進国で長引いている不況から為替や株式への資金が純金にシフトしたように、投機マネーが金価格を押し上げました。

これらの絶対的な価値をバックボーンとした純金に投資をしていき、形ある実物資産として長期間保持し続けるためには、まずは純金積立にかかる経費を極力抑えたいです。

純金は元本が割れる可能性もありながら、利息や配当が付きませんが「長期的には価格が上昇する」と言われているので、定期的に支払い続ける手数料には無駄にしたくないです。

満期までに2.576%以上上がれば得をする

純金積立の諸経費には「購入手数料、年会費、保管料、スポット購入時の手数料、スプレッド、換金時のスモールバーチャージ」などがあります。

例えば、東証一部上場の純金積立会社A社にて、月々1万円を積み立てるとします。A社では1,000円ごとに25円の購入手数料がかかりますので、毎月1万円では250円の購入手数料を払います。

1年間のトータルで3,000円です。これとは別に年会費が864円ほどかかります。合計手数料は3,864円になりました。

(1万円×2.5%×12カ月)+864円=3,864円

さらに年数回はスポット購入をすることもあります。金価格が安いタイミングを狙って、年1回だけ3万円分を買ったとします。ただし、この会社のスポット購入の手数料は無料ですので、追加費用は発生しません。

これで年間総コストである合計3,864円は変わらず、1年間で15万円分の純金が購入できました。

この会社のスプレッドは1gあたり63円ですが、スプレッドは純金の売買で必ずかかる費用であり、各社とも60~80円前後に収まるため、金額が低い限りは年間総コストには含めません。

換金時のスモールバーチャージも500g以上であれば発生しないので、今回の計算からも除いています。

以上のことから投資額に対して「3,864円÷15万円=2.576%」の手数料を支払ったことになります。これは金価格が少なくとも年間2.576%は上がらないと損をする計算です。

ただし、この2.576%は1年間で上がらないといけない値ではありません。最初の1回にかかるコストです。すでに購入した純金の保管料はどの会社も無料のため、1度購入した純金が満期までに2.576%上がれば得をします。

現物を取り扱う貿易商社2社を比較

今度は年間総コストをエボリューションジャパンと岡藤商事で算出しました。エボリューションジャパンでは通常5.0%の購入手数料が、毎月の積立額が1万円以上では1.7%に下がります。

毎月1万円の積立で「170円×12カ月」とスポット購入で3万円を追加しても、年間2,550円の手数料しかかかりません。投資額に対する合計手数料は1.7%のみです。つまり、売るときまでに1.7%上がっていればOKです。

(1万円×1.7%×12カ月)+(3万円×1.7%×1回)=2,550円

一方、岡藤商事は購入手数料が無料ですので、いくら購入しても費用はかかりません。月1万円で年1回だけ3万円のスポット購入しても0円です。

ただし、岡藤商事は年会費2,160円がかかります。同じく年間12万円の積み立てと3万円のスポット購入で、合計手数料は2,160円になりました。投資額に対して「2,160円÷15万円=1.44%」を支払ったことになります。

これによりエボリューションジャパンのほうが岡藤商事よりも若干高いように思えますが、スポット購入をしなければエボリューションジャパンのほうが安いですし、さらにエボリューションジャパンは純金積立会社の中では珍しい特定保管の会社にも関わらず、これだけ費用を抑えることができます。

大手の純金積立会社の中では岡藤商事の値段設定がリーズナブルでしたが、特定保管を気にするのであれば、エボリューションジャパンを選びたいです。詳しくは特定保管と消費寄託で比較でもクローズアップしています。

また、1gあたりのスプレッドに関すると、岡藤商事は東京商品取引所から直接買い付けを行っているため、純金の購入価格を競合他社より安く抑えられたりもします。

実際の資料請求をしてみて、比較しながら選ぶとより間違いが少なくなるでしょう。資料請求はエボリューションジャパンと岡藤商事のホームページから簡単にできます。

ネット証券最大手で純金積立を開始

それとは別に三貴商事から事業譲渡を受けたKOYO証券も抑えておきたいです。購入手数料が無料、年会費が1,500円だけで、スプレッドは60円と運用コストを意識しなくて済みそうです。

次にもう少し別の視点で考えてみると、ネット証券の最大手の2社が選択肢に入ります。特にユーザー数も多くて信頼性が高いマネックス証券と楽天証券は検討してみましょう。

まず、月3,000円を積み立てたときの年間総コストは、マネックス証券楽天証券SBI証券が業界最安水準ですし、ネットでの操作性は快適、株式やFXなども扱っていて同一口座ですべての資金が管理できます。

両社とも保管方法は消費寄託ですが、資本金、東証一部上場、業界最大手ということもあり、そこは信用力では抜きでています。

個人的にはすでにマネックス証券と楽天証券の両方に口座を持っていて、株式投資と投資信託でよく利用していたために、まずはマネックス証券で純金積立を始めました。

資産が一元管理できるので便利ですし、一時休止や中途解約もネット上でできるので、仮に他社に移したいときはスムーズに手続きできる安心感もあります。

利益を出さなければ意味がない

特定保管や消費寄託などの管理方法の違いは気しない人は「純金積立会社が倒産する」ことはないと考えています。

確かにその通りで、仮に業績が思わしくない場合でも、事前に察知して中途解約すれば問題ありませんし、過去の例では実際に倒産した会社がありましたが、倒産する前に他社にきちんと事業譲渡をしています。

消費寄託の純金積立会社には例えば、岡藤商事がありますが、東証一部上場の岡藤ホールディングス株式会社が親会社です。1951年から貴金属地金をはじめ、とうもろこし、大豆、小麦などを取り扱っている実績ある会社です。

一方、特定保管のエボリューションジャパンも大豆や繭糸などの輸出入業務からくりっく365によるFXまで、売買高や純資産などで業界のトップクラスを維持する1971年設立の企業です。

いずれにしてもネット系以外の純金積立会社は、ほとんどが60~70年以上、中には100年も続く、商社や鉱山会社、銀行などであり、収益のかなり割合を別の事業で占めている会社だったりします。純金積立のサービスはその一部に過ぎません。

つまり、FX会社のように急にFX業界に新規参入してきて、すぐに潰れたり、どこかに事業譲渡するような可能性は低いです。

また、何を基準に純金積立会社を選ぶかは個人の判断ですが、実績があって必要経費が安いに越したことはありません。

月3,000円くらいで気軽に始めてみたい人から、積極的にスポット購入をしたい人まで、利益を出すためには経費を抑えながらも安心できる純金積立会社で始めましょう。

私は調査のためにも複数の純金積立会社を選択しました。手数料が割安なマネックス証券の公式サイトをチェックしたり、実際に楽天証券で口座開設をしています。現時点ではこの2社がおすすめです。

初心者も安心できる純金積立会社

マネックス証券
マネックス証券
楽天証券
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公開日公開日 2008.04.12
更新日更新日 2017.06.28

著作・制作など

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純金積立コツコツ入門編集部
純金積立コツコツ入門編集部
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純金積立の基礎知識、専門用語、テクニックを徹底解説。純金積立会社の比較や金投資のノウハウも紹介しています。

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