純金積立にあるデメリット!元本割れや手数料を事前に知る

配当や利息が付かない現物投資

配当や利息が付かない現物投資

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配当や利息が発生しない

企業は株を発行することで資金を獲得し、見返りに配当を分配します。銀行は預貯金で資金を収集し、見返りに利息を付けます。

しかし、純金そのものを何かに利用することができないため、直接的な金銭の受け渡しが発生しません。現物の価値が上がる時期をじっと待つことになります。

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元本割れの可能性がある

純金がいくら上昇傾向であっても、短期的には金価格は上下に変動し続けます。長期的にはプラスになると大方が予想していますが、個人が想定する「満期の時期に必ずプラスになるか」と問われると、確証は得られません。

ただし、近年の傾向を見ても価格は2倍以上になっており、極端な下落もないとされています。始めから長期投資を望む場合は、投機筋による上下変動には一喜一憂しないことがポイントです。

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スプレッドによる価格差が存在

スプレッドとは「買取価格と小売価格にあらかじめ設けている価格差のこと」です。例えば「買い=4,000円、売り=3,950円」というように常に価格差があります。

そのため、買いと売りを同じタイミングで行うと、必ず損をします。株式や債券ではこのようなスプレッドが存在しませんが、金投資や外国為替などには存在する仕組みです。

このスプレッドは純金積立会社の実質的な手数料であり、各社で異なります。大抵は1gあたり60~100円のところが多いです。

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購入手数料や年会費が発生する

購入手数料が発生する点は、株やFXといった金融商品とは同じではありますが、銀行の貯金とは異なるデメリットです。

確かに取扱会社によっては購入手数料が0円のところもありますが、その代わりに1,000~3,000円程度の年会費がかかったりします。逆に年会費を取らない場合には購入手数料が発生する仕組みです。

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消費寄託の会社では保護されない

純金積立会社の中には「消費寄託」でお客様の資産を管理するところが多いです。消費寄託とは契約者の資産を会社が自由に運用できる方法です。

悪質な会社が倒産した場合、預けた純金は返ってこないことさえあるため、預けた純金を保証する「特定保管」の会社がベストです。

ただし、特定保管の会社は手数料が高いことが難点です。そのため、保管方法は消費寄託で手数料を抑えながら、信用力が高い大手の純金積立会社を選びましょう。例えば、マネックス証券楽天証券などがおすすめです。

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現物買いの場合は維持費がかさむ

純金積立では心配ないですが、ゴールドバーや金貨などの購入により、純金そのものを手元においておく場合は、盗難や災害のリスクが発生します。

その防止策として盗難保険や金庫保管がありますが、それらのコストも必要経費に含めないと本当の利益率は算出できません。

ローリスクでもリスクを認識する

ローリスクとされている金投資ですが、決して安定しているわけではありません。1980年に「1g=4,500円」だった金価格が、1年間で「1g=3,300円」に下がりました。

これは約27%ダウンに換算できますので、仮に1,000万円の純金積立がある場合は、270万円も損をすることになります。その後は年々下落していき、20年後の2000年には「1g=1,014円」で77%ダウンとなりました。

ただし、これは最高値の1980年で買って、最安値の2000年で売った場合のケースです。しかも、当時は金価格が不安定で「積極的に金投資をしよう」とは言えませんでした。

一方、現在の金価格は上昇傾向にあり、2000年に「1g=約1,000円」でしたが、2005年に約1,600円、2010年に約3,500円を突破しています。この流れは「新興国の需要増と投資のリスク分散のために長期的に続く」と予測されています。

特にリーマンショックや欧州危機といった世界経済が不安定な中では、意外とローリターンよりもリターンを期待できます。

もちろん、株やFXなどと比較した場合、ローリスク・ローリターンですが、実際の上昇率を加味するとローリスクミドルリターンと言えるでしょう。

これまでの純金積立はいざというときの準備資産として蓄えてる人が多く、アクティブな運用には適していませんでした。

しかし、最近では短期的に利鞘を稼ぎたい人でも、純金積立をする人が増えています。それは純金積立の最中でも、一括で購入するスポット購入ができるからです。

スポット購入は毎月数千~数万円の積み立てに加えて、市場の金価格が「一時的に安い」と思ったときに、数十万~数百万円を購入します。この仕組みを併用することでハイリスク・ハイリターンの投資にも変わります。

初心者も安心できる純金積立会社

マネックス証券
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楽天証券
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公開日公開日 2008.04.11
更新日更新日 2015.04.11
執筆者Kirito Nakano

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