金投資の専門用語!地金やスモールバーチャージなど100単語

金投資の専門用語!地金やスモールバーチャージなど100単語

  1. あ行(インゴットなど)
  2. か行(貴金属・金本位制など)
  3. さ行(産金コスト・地金など)
  4. た行(ドルコスト平均法など)
  5. な行(NYMEX・24Kなど)
  6. は行(宝飾品需要など)
  7. ま行(南アフリカ共和国など)
  8. や行(四大金市場など)
  9. ら行(ロンドン金市場など)
  10. わ行(ワシントン協定など)

あ行(インゴット・FBRなど)

金投資で頻出する用語から100個程度をピックアップして、一覧表にしました。初心者は専門用語に抵抗がありますが、難解な単語はありませんので、1度目を通すだけで十分理解できます。

単語名 説明
IMF IMFとは加盟国の通貨の評価を決定するために1946年3月に設立された国際通貨基金(International Monetary Fund)の略です。設立目的は国際通貨問題に関する国際協力の促進、国際貿易の促進、為替の安定及び為替制度の維持、加盟国の繁栄、国際収支不均衡の是正などがあげられます。IMFは2011年7月時点で約3,100トンの純金を保有しています。
インゴット 金地金を意味します。鋳型を使って形成された金属の塊で、純金を商品として流通させる場合にゴールドバーやコインの形状にします。日本では「延べ棒」と呼ばれることが一般的です。
インド 純金を世界一消費している国です。純金の年間消費量は推定約700~800トンにも及びます。金融機関の未発達により、貴金属を資産として保有する習慣が根強く残っています。
インフレ 経済状態が過熱し、持続的に発生する物価高騰の現象です。正式名称は「インフレーション」であり、あらゆるものの価格が上昇します。過去2回のオイルショックで物価が高騰した際に、純金も過敏に反応して高値を更新しました。
インフレヘッジ インフレによって、資産の相対的価値が減少するリスクを回避することを指します。インフレで通貨の価値が目減りした場合、逆に純金は着実に値上がりする傾向があります。そのために長期に渡る資産運用では、資産全体の価値を保全できるメリットがあります。
ウィーン金貨ハーモニー ウィーン金貨ハーモニーはフォアナインプラス(純度99.99%以上の純金)の品位を持ち、オーストリア政府が保証する正式な法定通貨です。ウィーンフィルがモチーフの管弦楽器をレリーフした、繊細なデザインで人気を集めています。
FBR 米国の中央銀行に相当し、日本語で米国連邦準備制度理事会と意味します。純金の保有量も2011年7月時点で約9,000トンと世界の公的機関の中では最大の保有量です。これは2度の世界大戦で欧州各国が純金で軍需物資を米国から購入したためです。
欧州中央銀行 ECBとも略されるユーロ参加国の中央銀行です。政策金利の決定をはじめ、ユーロ圏内の金融政策を担っています。

か行(貴金属・金本位制など)

単語名 説明
機関投資家 機関投資家とは顧客から拠出された資金の運用と管理をする法人投資家の総称です。
貴金属 貴金属とは産出量が少なく、貴重な金属のことを指します。純金、プラチナ、銀、パラジウム、ロジウム、イリジウム、オスミウム、ルテニウムの8種類があり、それ以外でも工業的な需要が高い貴金属を「レアメタル」とも称しています。
金本位制 通貨管理システムの一種で、19世紀に英国で初めて採用されました。金本位制は一定の金価格を基準として確立させ、通貨との兌換(だかん)が保証されるシステムになります。日本でも1897年に明治政府が金本位制を採用していました。
倉荷証券
くらにしょうけん
純金を保管している倉庫会社の証券を指します。商品取引所での純金の受け渡しで、金地金の代わりに提供されます。倉庫会社に倉荷証券を渡して出庫料を支払うと、現物を受け取れる仕組みです。
ゴールドラッシュ 19世紀に米国西部の小さな漁港に住む農夫が「純金を発見した」という噂が全米中に広がり、純金の採掘が一大ブームとなった事象を指します。
ゴールドレフリー 世界で最も重要で権威のある、ロンドン金市場で取引される金地金の品質を審査する審査員を指します。世界中でも南アフリカ1社、スイス3社、日本1社しかありません。
ゴールドローン 鉱山会社などの純金生産者が資金を調達する手段の1つです。中央銀行が貸し手となり、低利で借り入れた純金を市場で売却することで、鉱山会社は資金を調達します。その資金で採掘した純金を中央銀行に返済することになります。

さ行(産金コスト・地金など)

単語名 説明
産金コスト 産金コストとは純金を掘るのにかかるコストのことです。採掘しやすい場所から金鉱山を作っているため、年々産金コストは上昇しており、それが金価格にも跳ね返っています。
地金
じがね
金属を固めた現物のことです。純金の場合はいわゆるゴールドバーを指します。5g~1kgまでが流通しており、500g以上の売買なら手数料は原則不要となっています。
地金型金貨 投資用に鋳造された金貨の種類のことです。通常はその価格にはプレミアが加算されて販売されています。代表的なものにカナダのメイプルリーフ金貨、オーストリアのウィーン金貨、アメリカのイーグル金貨、中国のパンダ金貨などがあります。
資産保全 ハイリスクな金融商品に投資して、ハイリターンを得ようといったするのではなく、分散投資によって比較的安定したリターンを目指した考え方です。純金は10~20年先の財産を保全する手段の1つとして、長く保有できることが最大のポイントとなっています。
私的退蔵 公的な機関や民間企業、個人投資家などが金融資産として純金を保有することを「退蔵」と言います。この退蔵のうち、公的機関の保有分を除いた民間での純金の保有を「私的退蔵」と呼んでいます。私たちが一般的に純金を購入する場合は「私的退蔵投資」、逆に売却する場合は「私的退蔵排出」と呼びます。
スプレッド 購入価格と売却価格に始めから差を設けていることです。同時に購入と売却を行うと、スプレッドが発生して損をします。
スモールバーチャージ 世界的な市場であまり流通することのない小さな地金を「スモールバー」と呼び、このスモールバーを調達する場合にかかる加工手数料のことを指します。一般的に純金500g未満で数千円程度かかります。

た行(ドルコスト平均法など)

単語名 説明
中央銀行 中央銀行とは主要各国の政府が管轄している銀行で、日本では日本銀行がそれに当たります。大量の金を保有しており、通貨危機のリスクヘッジとしての役割も担っています。かつて、金本位制度の下で、純金の保有量に合わせて通貨を発行していたという歴史があり、その制度は現在なくなったのですが、今でも保有する純金の量がその国の通貨価値を安定させる要因となっています。
中国 人口12億人で急成長を遂げているお隣の国です。純金を好む国民性があり、高い経済成長の続く中国でもその需要が伸びています。また、段階的ではありますが、純金の保有や取引を自由化しつつあり、大きな市場になると言われています。
東京商品取引所 経済産業大臣により設立された日本で唯一の貴金属取引所です。以前は「東京工業品取引所」と呼ばれていました。ここでは流通マージンなどのコストがかからない、卸売り価格で取引されます。貴金属の他にもアルミニウム、石油、ゴムなどが上場しています。
特定保管 純金の保管方法には特定保管と消費寄託があります。特定保管で管理されている場合、積み立てた純金が販売会社の資産とは分けて保管されることになり、販売会社が倒産してもお客様の元へ100%戻ります。
都市鉱山 純金の量には有限であり、いつかはなくなります。例えば、純金を採掘するために取り出した岩石1トンの中から、純金はわずか3g程度しか含まれていません。一方、私たちの身近にある自動車、液晶テレビ、携帯電話などを1トン分集めると、それに含まれる純金の量の方が10倍以上多いです。プラチナなど純金以外の貴金属についても同様です。捨てられたこれらの廃棄物を資源とみれば、私たちの住む都市は膨大な貴金属が眠っている鉱山とみたてることができ、都市鉱山と呼ばれるようになりました。
ドルコスト平均法 毎日少しずつ買い付けることで、急激な価格変動による損失を防ぐ購入方法です。「1g=1万円」ときに9gの金を一括で購入すると、9万円を支払うことになりますが、もし「1g=1万円」のときに3万円分、「1g=5,000円」のときに3万円分、「1g=2万円」のときに3万円分を購入すると、平均価格が同じ「1g=1万円」にも関わらず「3+6+1.5=10.5g」も購入でき、得をします。
トロイオンス 貴金属の重さを表す単位で「1トロイオンス=31.1034768g」で換算できます。国際的な貴金属の取引は1トロイオンスあたりのドル建てで行われています。

な行(NYMEX・24Kなど)

単語名 説明
NYMEX NYMEXとはニューヨーク・マーカンタイル取引所(New York Mercantile Exchange)の略です。米国のニューヨークにある世界最大の商品先物取引所で、先物市場のために投機色が強く、商品ファンドなどの売買が活発です。
二次供給 1度使用された純金を回収し、再生処理した後、再び市場に戻ってくる純金のことを純金の二次供給と言います。単に「スクラップ」と呼ぶこともありますが、純金は加工がしやすいために見分けがつかなくなることもあります。
24K 純金の中で純度が99.99%以上のものを24Kとしています。アクセサリーには硬度が高くなる18Kや10Kが使われることが多く、1Kごとに純金の純度が約4.17%ずつ減少します。この4.17%は「100÷24=4.17」というように24等分を表した割合であるため、24/24は24Kで100%、18/24は18Kで75%、12/24は12Kで50%を意味します。また、24Kを「フォーナイン」と呼び、フォーナインでなければ「純金」と呼べません。
年金マネー 老後に受け取る年金の原資として積み立てられた年金資産は、年金基金という機関によって運用されています。こうした年金基金が金融市場で運用している年金資産が年金マネーに当たります。しかし、株式や債券などの伝統的な金融商品を中心に運用されてきましたが、リスクに備えて、資産の一部を株式や債券とは値動きが異なる純金に投資するケースが増えてきました。年金マネーは純金市場の動向に強い影響をおよぼすと予想されています。
燃料電池 環境汚染による地球温暖化防止策として、従来型のエネルギーに代わる新エネルギーに燃料電池が注目されています。プラチナはこの燃料電池の中で電極に利用されており、この電極に微小なプラチナが触媒として使用され、発電効率を向上させています。

は行(宝飾品需要など)

単語名 説明
バーチャージ バーチャージとは加工手数料のことです。金地金は通常500g以上で売買されているために、それより小さい純金を手に入れる場合は、加工手数料であるバーチャージがかかります。純金の入荷量、純金積立会社の設定で料金が変わることもありますが、100gの加工でも平均で数千円かかることが多いです。
双子赤字 米国政府の経常収支の赤字と財政収支の赤字の2つを指します。貿易赤字の最大の相手は中国であるため、米国は中国に対して通貨の切り上げに圧力をかけています。これは中国の元が実勢価値より低く固定されていることで、輸出の有利に働くためです。また、クリントン政権の際に経済が立て直り、財政赤字は黒字に転じたものの、ブッシュ政権に変わって戦費がかさんだために、再び赤字となりました。
プラチナ プラチナは純金よりも希少価値が高く、美しい輝きを持つ宝飾品として高い人気を持っています。しかし、近年は新しい時代の投資対象としても注目を集めています。世界のプラチナの約62%が工業用として利用されており、その分野は科学、コンピュータ、医療、バイオなど多岐にわたります。宝飾品の需要よりも高く、市場規模が小さいために、純金と比較して、世界の経済や社会情勢の動向が大きく価格に影響をします。また、無公害燃料電池、自動車の排気ガスを抑える浄化触媒など、地球環境を支える最先端技術にも利用され、21世紀の産業に不可欠な未来の資源として需要が高まっています。実物資産としての価値に加え、投資としての魅力も兼ね備えた貴金属です。
宝飾品需要 純金需要の約50%以上はジュエリーなどの宝飾品として使用されてきました。中でもインドなどのアジア地域では純金に対する思い入れが強く、世界最大級の純金消費国のインドでは毎年700トン以上の純金が宝飾品として使用されています。しかし、近年では宝飾品よりも工業製品としての需要が急増しており、需要の割合が逆転する日も近そうです。
ポートフォリオ 保有資産の構成内容を指します。単なる金銭を管理するお小遣い帳ではなく、投資のための金融商品によるキャッシュフローを管理する際に用いられます。

ま行(南アフリカ共和国など)

単語名 説明
南アフリカ共和国 南アフリカ共和国とは純金とプラチナの世界最大の生産国であり、純金は世界年間生産量の約20%、プラチナは世界年間生産量の約70%を占めています。1991年まで人種隔離政策をとってきたという歴史を持ち、政治的にも不安定であるために、純金やプラチナの価格にも多くの影響を与えてきています。
メイプルリーフ金貨 カナダ中央政府が保証する、カナダの貨幣法に基づいて発行された法定貨幣です。カナダは世界有数の純金の産出国であり、鋳造するカナダ王室造幣局はカナダ政府直轄の公社で、国際的に信頼されている造幣局になります。

や行(四大金市場など)

単語名 説明
四大金市場 純金は価格が変動する金融商品であり、珍しく世界中で共通の価値観を持つ、国際的な商品として活発に取引が行われています。香港、チューリッヒ、ロンドン、ニューヨークの各市場が世界の四大金市場と呼ばれ、価格の指標的立場の市場としての地位を確立しています。世界の主要取引所がある都市間には時差があります。例えば、地球上では東に位置する日本や香港で取引が行われている時間帯には、欧米では夜間で取引が行われておらず、日本国内の取引が終了する頃にはチューリッヒが朝を向かえ市場がオープンし、続いてロンドン、そして、日本時間の深夜にニューヨーク市場の取引がスタートします。日本など極東地域で取引されていた相場が欧米の市場に影響し、欧米の価格が翌日には再び極東市場に引き継がれるなど、24時間休むことなく世界のどこかで取引が行われています。

ら行(ロンドン金市場など)

単語名 説明
リースレート リースレートとは貴金属のリース市場における、貴金属現物の貸し借りをする際に発生する金利のことです。貸し手は中央銀行で、借り手は貴金属ディーラーになります。一般的にリース市場での借り手が多かったり、供給量がひっ迫している場合にはリースレートは上昇します。逆に借り手が少なかったり、供給量が潤沢にある場合にはリースレートは下落する傾向にあります。
ロンドン金市場 金貨の鋳造が元々盛んであったロンドンは、1666年に世界最古の金塊マーケットが開始されます。1960年代後半まで世界の産金量の80%はこのマーケットを通して取引されました。この金塊マーケットがいわゆる純金の取引市場として、1919年に公的に組織化され、その後は1987年にイングランド銀行の監督の下で再構築され、現在に至っています。
ロンドンフィキシング ロンドン時間の午前10時30分と午後3時には、注文を集中させて指標価格を決める取引があり、これをロンドンフィキシングと呼んでいます。
LBMA ロンドン地金市場協会(The London Bullion Market Association)の略です。世界にはロンドン、チューリッヒ、ニューヨーク、シドニー、香港などの純金の取引市場があります。その中でロンドンの純金の取引市場が最も歴史が古く、伝統と権威があり、現物の金取引市場としては最大規模を誇ります。このロンドン金市場で流通する純金の規格を制定し、管理しているのがロンドン地金市場協会です。

わ行(ワシントン協定など)

単語名 説明
ワシントン協定 1990年代に欧州各国の中央銀行が、財政赤字の削減などの目的で保有していた純金を売却しました。純金は供給量が急激に増え、価格は低迷の一途を辿ります。そのため、1999年9月26日に保有金の売却の取扱に関して共同声明を発表しました。この共同声明を「ワシントン合意」と言います。主な内容は「純金は国際的な金融機関において重要な要素であること、中央銀行はすぐに売買される純金以外の売り手として参加しないこと、今後5年間にわたって年間の純金の売却量は400トンを超えずに合計2,000トン以内とすること」などが定められました。このワシントン合意には欧州各国以外にも、米国、日本、IMF、BISが同意しており、この合意国を合わせると全世界の公的機関が保有している純金の約85%がこの制限対象に加わったこととなります。

初心者も安心できる純金積立会社

マネックス証券
マネックス証券
楽天証券
本サイトでは専門性と倫理観に裏付けられた情報を掲載するように努めておりますが、内容の一部に誤りがあるなどのご指摘はお問い合わせより随時承っております。
公開日公開日 2008.04.19
更新日更新日 2017.11.06

著作・制作など

AUTHOR AND PEOPLE
純金積立コツコツ入門編集部
純金積立コツコツ入門編集部
執筆・編集
純金積立の基礎知識、専門用語、テクニックを徹底解説。純金積立会社の比較や金投資のノウハウも紹介しています。

関連する記事

RELATED ARTICLES
純金積立口座を開設する4種類の方法!ウェブ申し込みが早い
純金積立口座を開設する4種類の方法!ウェブ申し込みが早い
純金積立を始める方法は「ネットで資料請求、ウェブ申し込み、コールセンター、来店申し込み」の4種類あります。一般的な方法はネットで資料請求...
純金積立の体験談!金融のプロである銀行員も買っている
純金積立の体験談!金融のプロである銀行員も買っている
日本人に人気の投資は株やFXですが、あえて利息や配当もない純金積立を始める人も増えています。そこで金融のプロである銀行員として、本人も投...
金投資信託 - 毎年1%の手数料でプロが運用してくれる金融商品
金投資信託 - 毎年1%の手数料でプロが運用してくれる金融商品
投資信託とはたくさんの個人から集めた資金をプロが運用代行する金融商品です。投資会社のファンドマネージャーが市場を分析して、銘柄選びや売買...
【漫画】純金積立会社を比較!年間コストは972円でOK
【漫画】純金積立会社を比較!年間コストは972円でOK
純金積立は長期でお付き合いすることになるため、なるべく手数料が安い会社を選びたいです。ただ、年間総コストを意味する「毎月の購入手数料+年...