レアメタルとは非常に貴重な地球の資源の中で、比較的に少量しか取れないにもかかわらず需要が高い金属のことを指します。
純金も既に地球上で2/3を採掘し終わっており、電子機器の部品に使われていることから、その需要はますます伸びており、「金はレアメタルに属している」と判断する専門家もいます。
レアメタルは携帯電話のヘッドフォンにある永久磁石、液晶テレビの透明電極、ノートパソコンのバッテリーなどに使われており、このレアメタルの価格が商品の価格に影響するくらいマーケットの要になっています。
また、日本が製造している家電製品や生活製品の多くには半導体が入っています。
半導体の主原料はシリコンですが、必ずインジウムやガリウムなどのレアメタルを使用しなければ完成できません。
日本の貿易の売りは技術力です。日本は物質を仕入れて、オリジナルのアイデアを組み込みながら、製造していくのが得意です。
ある外国人は日本の子どもがプラモデルを作っているの見て、「小さいうちからこんな技術力を養っている国に、製造業では勝てない」と言ったそうです。日本人は細かい作業が好きです。
そんな技術力も原料がなければ成り立ちません。今の日本の製造業におけるレアメタルは90%以上が輸入です。
日本のレアメタルの備蓄は3ヶ月以下ですので、輸入規制や停止になったら、生活家電、工業製品、高性能機器、精密機械は製造できなくなります。レアメタルは私たちの生活に直結しています。
レアメタルとは「リチウム、ベリリウム、バナジウム、クロム、チタン、マンガン、コバルト、ニッケル、インジウム、ガリウム、ルビジウム、ストロンジウム」などの金属であり、日常では耳にしません。
しかし、今後は新聞やテレビでも目にする機会が増えてくるでしょう。例えば、中国ではチベット自治区における人権問題が注目されていますが、実はチベット自治区はレアメタルの宝庫であります。
石油などの天然資源も埋蔵されており、利権目的であることは明確です。中国はチベット自治区がなくてもレアメタルなどの希少金属や鉱山資源が豊富なのですが、ロシアや北朝鮮などのレアメタルが産出できる鉱山を買収し続けています。
さらに日本やアメリカなどの経済大国に輸出制限をかけている状態です。そのためにレアメタルの国際価格が高騰している原因になっており、WTOでも中国の条約違反を指摘しています。
ただ、アフリカなどに経済援助をする日本もレアメタルなどの資源確保、国連安全保障理事会の常任理事国入りが狙いであり、政治目的であることは否めません。このように世界は資源確保を中心に動いているのが現状です。
また、純金産出国のNo.1は南アフリカですが、純金は再利用しやすい資源であり、リサイクル量はすでに産出量を上回っています。再利用できる純金が最も存在する国は私たちが住んでいる日本です。
純金は硬い岩の中に存在し、1トンから1~3gが取れるのが一般的ですが、パソコンや携帯電話を1トン集めた場合、取れる純金は約30gもあり、とても効率が良いです。そのため、レアメタルでもリサイクルが活発化しています。
しかしながら、日本は資源がない国ですので、このようなリサイクル技術だけではなく、レアメタルを使わない技術を確立させることにも期待が集まっています。