ダイヤモンドは宝石の中でも最も高価な宝石とされており、さらにその透明感は人々を魅了し続けています。「4C」と呼ばれるcolour(色)、clarity(透明度)、carat(重さ)、cat(研磨)によって品質も明確に決められているくらいです。
世界の産出量は、ロシア、ボツワナ、コンゴ、オーストラリア、南アフリカが中心ですが、カナダ、中国、ブラジルでも生産されています。
しかし、ダイヤモンドの希少性は人類による作り話です。
ダイヤモンドは価格を維持するために、意図的に供給量を制限しています。
埋蔵量は公開はされていませんが、金と比較できないほどの膨大な量があるとされているため、ダイヤモンドの産出企業が国家レベルで流通を規制して、既得権益を保持いるのが現状です。
ロシアや南アフリカといったダイヤモンド産出国と、ボツワナやコンゴの元締めであるヨーロッパ諸国、アメリカなどが協定を組み、ダイヤモンドを少しずつ市場に流し、価格の下落を防いでいます。
1950年あたりから人工ダイヤモンドの研究が進められてきました。現在では人工的にダイヤモンドを作成する方法は複数存在するくらいです。ダイヤモンドの元素名は「炭素」であり、単純な査定では見分けがつかないほど合成できてしまいます。
しかし、店頭では人工のダイヤモンドを見たことがありません。「天然」と「人工」の区分けがなく、天然が当たり前の市場になっています。
現在、人工ダイヤモンドは工業製品の加工用にしか作られていません。宝飾品レベルのダイヤモンドは人工的に合成可能で、技術では何も問題はないです。
この理由も先ほどのダイヤモンド利権が絡んでいます。天然ダイヤモンドの価値を落とさないために、供給国と供給企業の圧力が強いということです。
純金積立やプラチナ積立があり、鉄や銅までが鉱山物として投資対象にもなっている中、ダイヤモンド積立ができないのはこのように需要と供給による本当の価格が不明瞭だからです。
仮にダイヤモンド積立ができても、それは既得権益を持つ誰かにコントロールされているに過ぎません。それでもダイヤモンドの美しさは変わりませんが、限定的という情緒が働いているのは少々残念な話です。
一方、純金は埋蔵量も限られており、金属がゆえに使用頻度が高く、需要は増すばかりです。ここがダイヤモンドと純金の資産としての価値の違いになります。
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