純金積立を行う場合にかかる必要経費は購入手数料、年会費、保管料の合計値となります。
購入手数料は月々の純金を積み立てる場合にかかる経費です。年会費は購入手数料とは別に年初めに支払う経費です。
この購入手数料と年会費のバランスが純金積立取扱業者によって、大きく異なります。
例えば、購入手数料は無料だが年会費がかかる光陽ファイナンシャルトレード、年会費は無料だが購入手数料がかかる田中貴金属工業、購入手数料も年会費もかかるが両方の値段を控えめにしている住友金属鉱山といった具合です。
各社によって必要コストがまちまちのため、購入手数料と年会費と称して比較し、想定される年間総コストを表に記載しました。年間総コストは顧客1人当たりの月額平均積立単価である10,000円を仮定して算出しています。
また、主要各社の純金積立の保管料が無料となっています。
| 会社名 | 購入手数料 | 年会費 | 年間 総コスト |
|---|---|---|---|
| 光陽ファイナンシャルトレード | 無料 | 1,500円 | 1,500円 |
| エース交易 | 10,000円以上で1.7% | 初年度のみ 2,100円 |
2,040円 |
| 岡藤商事 | 無料 | 2,100円 | 2,100円 |
| 田中貴金属工業 | 10,000~29,000円で2.5% | 無料 | 3,000円 |
| 三菱商事 | 無料 | 3,150円 | 3,150円 |
| 石福金属興業 | 1ヶ月ごとに210円 | 1,050円 | 3,570円 |
| 住友金属鉱山 | 1,000円購入ごとに25円 | 840円 | 3,840円 |
| 三菱マテリアル | 1,000円購入ごとに25円 | 840円 | 3,840円 |
| 三井住友銀行 | 1,000円購入ごとに25円 | 1,260円 | 4,260円 |
購入手数料は純金を購入する際にかかる毎月の手数料です。
年会費は各社で呼び名が異なる口座維持費や保管料などのコストの総称です。
年間総コストは毎月10,000円分の純金積立をした際、1年間にかかる購入手数料と年会費の合計を意味します。 岡藤商事は初年度のみ年会費が3,150円になります。
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他社競合と比較して、年間総コストが安いのは光陽ファイナンシャルトレードを筆頭に、エース交易と岡藤商事でした。
エース交易は1971年設立のジャスダック証券取引所に上場している株式会社で、大豆からFXまで扱っています。岡藤商事は設立1951年の歴史があり、純金積立においても業界トップレベルの実績を誇ります。
次いで気になるのは田中貴金属工業です。田中貴金属工業は年間総コストが3,000円と割高に見えますが、これは月額平均積立単価である10,000円を想定した結果です。
田中貴金属工業は値段設定を1,000~2,000円は5.0%、3,000~9,000円は3.5%、10,000~29,000円は2.5%、30,000~49,000円は2.0%、50,000円以上は1.5%としているために、多く購入すればするほど割安になるのが特徴です。
エース交易も10,000円未満は5.0%、10,000円以上は1.7%と金額で手数料が変わります。
年会費は無料で手数料が安いエース交易、年間費が固定され手数料が無料の岡藤商事、購入金額で手数料が変わる田中貴金属工業がトップ3になります。
例えば、月額3万円で純金積立をした場合は、年間総コストが住友金属鉱山は9,840円、三菱マテリアルは9,840円、三井住友銀行は10,260円ですが、田中貴金属工業は7,200円、エース交易は6,120円とグッと安くなります。
しかし、3万円でも5万円でも岡藤商事は購入手数料が無料ですので、2,100円のままで分があるでしょう。月々1万円ではエース交易の方が割安でしたが、額が大きければ大きいほど、岡藤商事はお得になりました。
ただ、エース交易と田中貴金属工業の利点は、多くの純金積立取扱業者が消費寄託のところ、純金積立を特定保管で守っているところで、特定保管であるが故にそれなりの経費が必要となります。
消費寄託と特定保管の違いについては特定保管の安全性で比較をご確認ください。
群を抜いて安かったのは光陽ファイナンシャルトレードです。ネット売買の操作性にも優れているので、気軽に始めたい人におすすめです。
あと1つだけ、考慮すべき経費はスプレッドです。スプレッドとは純金に存在する2つの価格の差のことです。
例えば、私たちが純金を「1g=3,000円」で購入しても、売る場合は「1g=2,950円」になります。小売価格と買取価格の差は50円ということです。このスプレッドは為替や先物で必ず発生するものです。
「1ドル=110.05~110.10円」という外国為替の表示も、実は曖昧な値ではなく、買付価格が110.05で、売付価格が110.10円という意味です。
純金積立の場合はこのスプレッドが純金積立取扱業者で大きく差があります。一覧表はスポット購入で比較に掲載しましたが、業界最安水準は岡藤商事と光陽ファイナンシャルトレードです。
また、掲載内容の更新は逐次行っておりますが、手数料や年会費、保管費に関しては変動する可能性があります。最新の情報は各純金積立取扱業者のホームページでご確認ください。
特定保管の安全性で比較
取扱金属で比較