純金積立を行う場合にかかる必要経費は購入手数料、年会費、保管料の合計値となります。
購入手数料は月々の純金を積み立てる場合にかかる経費です。年会費は購入手数料とは別に年初めに支払う経費です。
この購入手数料と年会費のバランスが純金積立取扱業者によって、大きく異なります。
例えば、購入手数料は無料だが年会費がかかる三貴商事、年会費は無料だが購入手数料がかかる田中貴金属工業、購入手数料も年会費もかかるが両方の値段を控えめにしている住友金属鉱山といった具合です。
各社によって必要経費がまちまちのため、比較できるように想定される年間経費を表に記載しました。年間経費は三菱マテリアルの顧客1人当たりの月額平均積立単価である8,000円を仮定して算出しています。
また、主要6社の純金積立取扱業者は保管料が無料となっています。
| 会社名 | 購入手数料 | 年会費 | 保管料 | 年間経費 |
|---|---|---|---|---|
| 三貴商事 | 無料 | 1,500円 | 無料 | 1,500円 |
| 岡藤商事 | 無料 | 2,100円 初年度は3,150円 |
無料 | 2,100円 |
| 三菱商事 | 無料 | 3,150円 | 無料 | 3,150円 |
| 住友金属鉱山 | 1,000円購入ごとに 25円 |
840円 | 無料 | 3,240円 |
| 三菱マテリアル | 1,000円購入ごとに 25円 |
840円 | 無料 | 3,240円 |
| 田中貴金属工業 | 3,000~9,000円で 3.5% |
無料 | 無料 | 3,360円 |
| 石福金属興業 | 1ヶ月ごとに210円 | 1,050円 | 無料 | 3,570円 |
| 三井住友銀行 | 1,000円購入ごとに 25円 |
1,260円 | 無料 | 3,660円 |
他社競合と比較して、年間経費が安いのは三貴商事と岡藤商事でした。
三貴商事は他の純金積立取扱業者と比較すると聞きなれない社名かもしれませんが、創業50年以上を誇る商品先物取引の老舗であり、天然ゴムからコーヒー豆、生糸、鶏卵まで扱っています。
岡藤商事も設立1951年の歴史があり、純金積立においても業界トップレベルの実績を誇ります。両社とも専門性が高く、手数料を抑えることができています。
当サイトで一番人気であるのも岡藤商事、次に三貴商事です。
次いで気になるのは田中貴金属工業でしょうか。田中貴金属工業は年間経費が3,360円と割高に見えますが、これは月額平均積立単価である8,000円を想定した結果です。
田中貴金属工業は値段設定を1,000~2,000円は5.0%、3,000~9,000円は3.5%、10,000~29,000円は2.5%、30,000~49,000円は2.0%、50,000円以上は1.5%としているために、多く購入すればするほど割安になるのが特徴です。
例えば、月額3万円で純金積立をした場合は、年間経費が住友金属鉱山は9,840円、三井住友銀行は10,260円ですが、田中貴金属工業は7,200円とグッと安くなります。
それでも年間経費が固定された三貴商事、岡藤商事には値段では適いません。
田中貴金属工業の利点は多くの純金積立取扱業者が消費寄託のところ、純金積立を特定保管で守っているところで、特定保管であるが故にそれなりの経費が必要となります。
消費寄託と特定保管については特定保管の安全性で比較をご確認ください。
あと1つだけ、考慮すべき経費はスプレッドです。スプレッドとは純金に存在する2つの価格の差のことです。
例えば、私たちが純金を「1g=3,000円」で購入しても、売る場合は「1g=2,950円」になります。小売価格と買取価格の差は50円ということです。このスプレッドは為替や先物で必ず発生するものです。
「1ドル=110.05~110.10円」という外国為替の表示も、実は曖昧な値ではなく、買付価格が110.05で、売付価格が110.10円という意味です。
純金積立の場合はこのスプレッドが純金積立取扱業者で大きく差があります。一覧表はスポット購入で比較に掲載しましたが、業界最安水準のは三貴商事と岡藤商事です。
また、掲載内容の更新は逐次行っておりますが、手数料や年会費、保管費に関しては変動する可能性があります。最新の情報は各純金積立取扱業者のホームページでご確認ください。