金投資がおすすめな理由!資産の20%を純金積立や金ETFにする

世界同時株安でも安定した価格を維持できる

世界同時株安でも安定した価格を維持できる

2008年のリーマンショックで金価格が大きく下落しなかったように、アメリカ同時多発テロやギリシャショックなど、過去に何度も起きている世界規模の不況や有事の際も、金価格は安定的に推移してきました。

例えば、2015年8月に投資家を震撼させる中国ショックが起こりました。中国の経済指標が想定以上に悪化して、人民元の切り下げや空売りの規制で市場が混乱、さらに原油安や米国の利上げ観測が重なります。

8日間でNYダウは-11%、上海総合指数は-26%、日経平均も-14%の下げ幅です。アジアなどの新興国では為替、株、債権、不動産がすべて下落しました。商品では安値圏だった原油を含めて乱高下を繰り返します。

ただ、これらの影響をほとんど受けなかった投資商品が純金です。世界中の株価が一気に下落したとき、その投資マネーが純金に向かって金価格は上昇しました。その後も横ばいが続き、下げたときも最大で3%に留まります。

2000~2016年における国内金価格の推移を見てもわかるように、2000年に「1g=1,013円」だった金価格は、2016年1月に4,494円となりました。短期的に上下変動しながらも、長期的には徐々に上昇しています。

純金は「有事の金」という名の通り、経済の不透明感が増すほど、その輝きも増す特徴があります。株やFXのように1年で2~3倍の利益を得ることはなくとも、その特性を再認識して、資産運用に取り入れる価値は高いです。

分散投資のために純金の価値を理解する

純金は利息が付きませんし、配当も貰えないことがデメリットです。ただし、その価値を徐々に高めながら、リスクが顕在化したときには実物資産としての強みを発揮して、株や為替が下落した分を補填する役割があります。

世界規模の不況で金価格が上がる理由は、本来、株や為替はただの紙切れであり、信用を失ったときには価値が0円になることに対して、純金は数千年前から装飾品や代替通貨、工業製品としての不動の価値があるからです。

1

装飾品としての価値

紀元前4000~紀元前3000年に純金が装飾品として扱われるようになり、紀元前1300年にはツタンカーメンの黄金マスクが作られました。それから3000年経った今もまったく劣化せずに、その輝きを維持し続けています。

ツタンカーメンの黄金マスク

現在も全世界で純金の価値は認められていますし、装飾品や宝飾品として世界中の人たちが購入し続けています。特にインドや中国では純金を購入できる人口が増えており、そのペースが金価格の上昇に大きく影響しています。

2

代替通貨としての価値

紀元前600~700年前にローマ帝国で通貨として純金が流通し始めました。大航海時代と呼ばれる1415~1648年には、金銀と物品を交換する制度が確立して、決済通貨としての役割が拡大します。

1848年には米国でゴールドラッシュが起こり、純金の供給量が一気に増えました。その結果、貨幣の信用力を上げるために貨幣と純金の交換が保証された金本位制が浸透していき、世界中の人たちが「手元の貨幣はいつでも純金と交換できるから、安心して貨幣を持てる」ようになりました。

現在こそ貨幣の流通量が圧倒的に増えたために、金本位制ではなく、その国の経済状態で為替相場が変動する管理通貨制度に移行していますが、世界各国の中央銀行はリスクヘッジとして、純金を数百トンも保有しています。

投資家もリーマンショックのように世界経済が不安定になって、貨幣の価値が弱まるたびに米ドルやユーロを売って、純金を買っているほどです。世界共通の代替通貨や無国籍通貨として、純金はその一役を担っています。

3

工業製品としての価値

純金には装飾品などの実物資産としての価値や代替通貨などの投資商品としての価値がありますが、工業製品としての価値も重要です。例えば、スマホやパソコンなど、ほとんどの電子部品には純金が使われています。

純金は工業製品に不可欠なレアメタルです。銀や銅も含めたすべての金属と違って、水分や空気で酸化しにくく、腐食はまずしません。電気抵抗は銅よりも高いですが、耐性が強いために半導体に使われています。

さらに純金は分子レベルで劣化しませんが、柔らかくて伸びるために加工が容易です。そのため、歯科医療では歯の詰め物として使われますし、インフルエンザ検査薬や妊娠検査薬にも含まれています。

半導体などの電子部品、新興国で人気がある純金の歯の詰め物、日本でも広く利用されているインフルエンザや妊娠などの検査薬は、需要が急落することはなく、むしろ高まっていくために純金の必要性も上昇しやすいです。

金価格が上昇する理由は需要増と供給減

インドと中国が買い占めるなど需要が拡大

装飾品、代替通貨、工業製品としての純金の価値は、今度も半永久的に失われることはありません。さらに世界各国の中央銀行や公的機関も純金の保有量を増やしていますし、特に新興国では民間需要が高まっています。

その中でもインドと中国は別格です。この2カ国だけで2014年における純金の年間生産量の50%以上を買い占めました。2015年には60%以上に達しており、経済発展とともにこの勢いが続くとされています。

インドは結婚式などで純金工芸品を贈る習慣があるため、国民が豊かになるほど純金の購入量も増えます。経済成長率は7%以上を維持、2020年には世界第1位の人口になると予測されていて、買い支えが期待できます。

中国は元々資産を現金ではなく純金で貯める人の割合が多いです。現在は金地金や金貨だけではなく、純金積立などの投資商品も人気であり、そのスケールは日本とは桁違いの4億~5億口座に達しています。

最大の買い手であるインドと中国の経済成長が見込まれている限りは、純金の需要は拡大します。また、2015年の中国やロシアのように一時的に経済に不透明感が漂っても、逆に安全資産として買いが集まる動きが見られます。

産出コストが急上昇してしまい供給が限界

需要が拡大すると同時に供給が縮小していることが、金価格の上昇に拍車をかけています。世界全体の70%以上の金産出量を誇っていた南アフリカ共和国では、地上付近の純金が枯渇しました。

現在では地下3,000mも掘り進まないと、純金は見つかりません。地下深くなるほど地層は固くなり、温度と湿度が上昇するため、採掘、電気、冷房、換気、運搬コストが増え続けて、産出しても採算が合わなくなります。

しかも、1トンあたりに含まれる純金量も少ないです。さらに南アフリカ共和国などの新興国では経済成長やインフレが起こるたびに人件費が増大してしまい、通貨安も発生すると金鉱山会社は赤字や閉山を免れません。

このように純金の採掘コストが上がるほど、それが金価格に上乗せされていきます。海底に存在する純金を低コストで採掘できるほどの技術革新がない限りは、採掘コストの増加が金価格が上昇要因になりやすいです。

純金積立や金ETFが効率的な理由

純金積立や金ETFが効率的な理由

いくら純金が長期的な投資商品として魅力的でも、資産のすべてを純金に切り替えることはもったいないです。純金はローリターンであり、利息や配当も付かないために、利益重視の投資商品としては不的確です。

そのため、純金の投資比率は10~20%に設定することが一般的です。例えば「現金=30%、国内株式=20%、先進国株式=10%、先進国債券=10%、先進国REIT=10%、金投資=20%」といった割合でバランスを取ります。

次に金投資の種類を選びます。主に「金地金(ゴールドバー)金貨&プラチナ貨純金積立純金工芸品金鉱株・貴金属関連株金投資信託金ETF金CFD金先物取引金限日取引」の10種があります。

名称総合点必要資金
金地金(ゴールドバー)2.8点1kg400万~500万円
金貨&プラチナ貨3.4点1枚17,000~157,000円
純金積立4.4点毎月1,000~3,000円
純金工芸品2.0点50万円~
金鉱株・貴金属関連株3.8点20万円~
金投資信託4.0点5,000円~
金ETF4.2点1口4,000円~
金CFD3.0点1万円~
金先物取引2.6点10万円~
金限日取引3.6点12,000円~

ただ、金投資の主な目的は世界規模で経済リスクが高まって、株や為替の価値が下がったとき、その損失をカバーできるように資産の一部に組み込むことであり、すべての金投資がこの役割に適しているわけではありません。

ちなみに世界同時不況になることで価格が上がるETFや先物取引もありますが、これらも所詮は紙切れであり、実物資産として裏付けがある純金のほうが、安全資産としての機能は優れています。

私たちが金投資を選ぶときは購入時期を分散することで高値でつかんでしまうリスクを減らせたり、加工料や保管料といった追加コストが発生しないなど、次の5個の注意点をチェックします。

  1. 初心者でも月々数千円程度の少額から気軽に売買できます。
  2. 購入する時期を分けることで、高値リスクを減らせます。
  3. 資産運用に必要な総コストが売買額の3%未満に抑えられます。
  4. 売却したいときにはいつでもすぐに現金に換えられます。
  5. 長期投資のための保有コストや管理コストがかかりません。

このような理由から金投資には純金積立金投資信託金ETFが適しています。その中でも純金積立は月に数千円程度から始められますし、コツコツと長期的に投資することで購入時期を分散できます。

購入手数料は純金積立会社によってかなり異なりますが、マネックス証券の2.7%や楽天証券の2.7%など、やはり、大手ネット証券が業界最安水準となっています。

一時休止や中途解約、積み立てた純金の売却もネット上で操作が完結できます。株やFX、債権なども、同じログインIDで資産や入出金が管理できて、ポートフォリオも閲覧できるために、かなりスマートな仕組みです。

一方、金地金(ゴールドバー)では1本あたり数百万円と高額ですし、金貨&プラチナ貨純金工芸品は加工料が上乗せされます。東日本大震災で多くの金庫が紛失して、資産を失った人がいるように保管リスクも厳しいです。

金鉱株・貴金属関連株は株式投資とあまり変わりませんし、金CFD金先物取引金限日取引はFXのような証拠金が使えるためにハイリスク・ハイリターンになりがちです。

その点も純金積立は毎月自動引き落としで手間いらずです。買い付けた純金は純金積立会社が保管するために、紛失リスクや盗難リスクも発生せず、運用コストは無料になります。

積み立てた純金が一定額になると、金地金や現金と交換できます。純金積立は短期的な金価格の動きに一喜一憂せずに、長期的視点でコツコツと定額積立をしたい人に向いている金融商品です。

初心者も安心できる純金積立会社

マネックス証券
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公開日公開日 2015.08.25
更新日更新日 2016.11.30
執筆者Kirito Nakano

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