金価格はどう動くの?

電話インタビュー

一時的な価格の変動は気にしない

質問 金価格、プラチナ価格、銀価格がここ数年で大きく動いていますが、それらの原因や今後の展開などはいかがでしょうか?
岡藤商事
直近の変動ですと2008年8月に金価格が暴落したのが挙げられます。金が売られるときは現金が欲しいときです。サブプライムショックで株、不動産、原油などもろもろの価格が極端に下がったので、反発を狙った投機に必要な現金のために換金が進みました。
エース商事
2005年に1,500円だった金価格は2007年に2,500円付近で高止まりしました。しばらく経つと2008年には3,000円を超えて、一気に2,400円まで下がりましたが、また3,000円台に回復しています。金価格は波を打ちながらも上昇を続けているのがわかります。
田中貴金属工業
サブプライムショックで20%以上も値を下げましたが、これは特別視すべきです。結局は1年経たないうちに再び金価格は3,000円まで回復しています。「不況の時には金価格が上がる」は正しく、需要と供給から見ても金価格は上がり続けるはずです。
住友金属鉱山
最近の高値は2008年7月の3,500円だったと思います。その後、サブプライムローンの焦げ付きで金融機関から現金がドンドンなくなっていき、換金目的で金地金の売却ラッシュが始まりました。さらに物が売れないために工業需要も減退したのが原因です。
三菱商事
下がったり上がったりするのはどの金融商品も同じです。金価格は投機の影響で値動きが激しくなりましたが、中長期のグラフを見るとゆるやかな右肩上がりは持続しています。
三菱マテリアル
需要減よりも投資家の影響をモロに受けています。「金価格は上がり続ける」と言われていても、2007~2008年は買いに走りすぎました。投資家は2008年にピークを機に売りに転じたため急落、2009年には今度は高騰している状態です。

純金が投機家の対象になっているのは否めませんが、それはどの金融商品も同じです。金価格の今後を推測するためには、まずは金の需要と供給に注目すべきでしょう。

地上にある金の総量は約120,000t、実際には160,000tくらいではないかとも言われています。地中に埋まっている埋蔵量は約80,000tですので、あと30年で枯渇してしまうはずです。

純金生産量は減少の一途を辿っていますし、残っている純金も採掘しにくい場所にあり、コストは間違いなく高騰するのです。

投機マネーで金価格は変動が激しいですが、その多くは先物取引でリスクを犯しています。損をしている人が過半数を占めながら、利益を得ている人も輩出しています。

これらと純金積立は全くの別物です。中長期が目的の資産運用ですので、あまり一喜一憂せずに自信を持って運用していきたいです。

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